障害基礎年金と障害厚生年金、2つの年金制度

      2017/12/31

2つの年金制度で、受け取る障害年金の種類も変わります。

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障害基礎年金と障害厚生年金

障害年金は主に「障害基礎年金」と「障害厚生年金」の2種類あります。

20歳以上の全員に加入義務がある国民年金。
この国民年金から支給されるのが障害基礎年金です。

会社員が加入する厚生年金。
この厚生年金から支給されるのが障害厚生年金です。

その他には、公務員が加入する共済年金から支給される、障害共済年金もあります。

厚生年金に加入する会社員や、共済年金に加入する公務員は、国民年金の第2号被保険者としての加入者でもあります。

受け取れる障害年金の種類

一覧表、等級と年金の種類

支給される年金の種類の一覧表です。

障害年金
の等級

国民年金
の加入者

厚生年金
の加入者

1級

障害基礎年金

障害基礎年金
障害厚生年金

2級

障害基礎年金

障害基礎年金
障害厚生年金

3級

なし

障害厚生年金

障害
手当金

なし

障害厚生年金

公務員が加入する共済年金は、厚生年金と同じ支給基準です。

障害基礎年金の概要

障害基礎年金は、国民年金の加入者が対象になります。

国民年金に加入している人が病気や怪我で、障害になったときに支給されるのが障害基礎年金です。

障害基礎年金には1級と2級の等級があり、支給額は等級によって決まる定額です。
対象となる子供がいる場合は加算額が追加されます。

国民年金の加入者が受け取れるのは、障害年金の等級が1級と2級の、障害基礎年金だけです。

障害になった時に国民年金に未加入や未納の場合は、障害基礎年金が支給されない場合があります。
年金は老後のためだけじゃなく、障害になったときの保険でもあります。
年金保険料はしっかり納めましょう。

障害厚生年金の概要

障害厚生年金は、厚生年金の加入者が対象です。

厚生年金に加入している人が病気やケガで、障害となったときに、障害基礎年金に加えて障害厚生年金がもらえます。
また、障害基礎年金がもらえない軽い障害の3級に該当するときは、障害厚生年金だけが支給されます。

公務員の場合は、障害厚生年金に相当する障害共済年金があります。

障害厚生年金の支給額は、人によって異なります。
障害になる前の給与が高かった人は、障害厚生年金の金額が多くもらえます。
対象となる配偶者がいる場合は加算額が追加されます。

厚生年金の加入者が受け取れるのは、障害厚生年金に加えて、1級と2級では障害基礎年金も受け取れます。

「障害手当金」という等級の区分が障害厚生年金にはあります。
初診日から5年以内に病気や怪我が治って、3級に満たない軽い障害が残った場合は障害手当金がもらえます。
障害手当金は一時金になります。
実際の等級ではありませんが、4級のようなイメージとなります。
障害手当金の支給金額は、障害厚生年金の3級の2年分が一時金として支給されます。

障害になった時点で、加入している年金がもらえる。

障害年金では、障害となった初診日の時点で加入していた年金から支給されます。

障害年金では、障害となった時点の、障害の初診日が重要になります。

障害となった初診日の時点で、国民年金に加入していれば、障害基礎年金がもらえます。
さらに障害となった時点で、会社員の厚生年金に加入していれば、障害厚生年金も上乗せでもらえます。

生まれつきの障害など20歳未満で障害となった場合は、年金制度には加入していませんが、20歳になったら障害基礎年金がもらえます。

障害年金、身体障害者手帳とは別の制度です。

手帳を持っていても、軽度では、障害年金はもらえない。

残念ですが、この障害年金は、身体障害者手帳を持っている全員がもらえるわけではありません。
もらえるとメリットが大きいのですが、軽度の障害ではもらえない場合が多いです。

この障害年金、身体障害者が生活するのに貴重なお金です。
身体障害者手帳を持つ全員がいただけるといいのですが、国の財政事情を考えると難しいですね。

障害年金をもらっている方は、障害のために大切に使っていきましょう。

障害年金は、メリットがとっても大きい制度なので、正しい知識で、しっかり活用しましょう。

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