心臓ペースメーカーの障害者が使う5種類の身体障害者手帳のメリット

      2017/07/29

心臓ペースペーカーを植え込んだ人でも、順調に回復すれば、問題なく日常生活が送れます。スポーツも十分できますし、旅行に行くことも可能です。

心臓ペースメーカーの植え込み手術の後の数ヶ月は、体調に注意が必要です。手術後の回復が思わしくない場合は、日常生活に支障がでます。
心臓ペースメーカーを植え込んで、日常生活に支障があれば、身体障害者手帳がもらえます。

日常生活で気をつけることは、心臓ペースメーカーを植え込んだ胸の部分には、衝撃を与えないことです。心臓ペースメーカーの本体とリード線の部分に衝撃が加わると、誤動作の危険があるからです。
そのため、順調に体調が回復したとしても、ペースメーカーを植え込んだ部分の筋肉を激しく動かす運動は、控える必要があります。また、ペースペーカーの植え込み部分に当たる自動車のシートベルトは、急ブレーキでペースメーカーに衝撃が加わる恐れがあります。
さらに、人混みの中では、電気信号や強い電波がペースメーカーの誤動作の原因となるので注意が必要です。

心臓ペースメーカーの身体障害者が特に使うべき5つのサービス。

1、自動車税の割引サービス

心臓ペースメーカーを植え込んだ身体障害者が、できるだけ避けたいのが人混みです。満員電車などで、心臓ペースメーカーを植え込んだ胸の部分に人とぶつかると、本体やリード線に衝撃が加わります。また、満員電車では、電子機器の電波の影響の心配もあります。

移動に自動車を使えば、人混みを避けられます。心臓にペースメーカーを植え込む以前は、電車で移動していた場所にも、手術後は安全のため自動車で移動することもあります。

自動車の所有には、維持費がかかります。
身体障害者手帳があると、自動車の税金が減免されます。自動車税、自動車取得税、軽自動車税の都道府県や市町村の税金が対象です。住んでいる地域によって、割引制度が変わります。また、身体障害者手帳の等級によっても、減免の内容が変わります。それぞれの自治体の窓口で確認しましょう。


身体障害者手帳、自動車税の税金の割引メリット
身体障害者手帳、自動車税の税金の割引メリット

2、所得税、住民税の割引サービス

身体障害者手帳があると、所得税と住民税が割引になります。会社の年末調整や確定申告で、障害者控除が受けられます。

心臓ペースペーカーで認定される、身体障害者手帳の等級は、1級、3級、4級の等級です。

1級に認定された場合は、重度障害者として特別障害者の控除が受けられ、所得税と住民税の割引額が大きくなります。

この所得税、住民税が割引になる障害者控除の制度は、身体障害者自身が働いている場合は、その身体障害者本人の税金が対象です。身体障害者本人が、家族に扶養されている場合は、その扶養している家族の税金が対象になります。

身体障害者手帳さえあれば、確実に税金が割引になる制度です。しっかり活用しましょう。


身体障害者手帳、所得税・住民税の割引
身体障害者手帳、所得税・住民税の割引

3、医療費の割引・助成サービス

身体障害者手帳を持つ障害者を対象にして、医療費を割引にする制度があります。

この制度は、それぞれの自治体が行なっている制度なので、住んでいる自治体によって違いがあります。

多くの自治体では、身体障害者手帳の等級が1級と2級の、重度の障害者を対象にしています。
心臓ペースメーカーの身体障害者の場合は、内部障害になるので、3級であっても重度身体障害者と同じく対象になる場合が多くあります。自治体の窓口に確認しましょう。

東京都の医療費助成制度の場合は、心身障害者医療費助成制度(マル障)といいます。

身体障害者手帳が1級と2級の重度障害者が対象ですが、心臓ペースメーカーの身体障害者は内部障害になるので、手帳の等級が3級でも対象になります。
ただし、所得制限があるので、収入が多い場合は、補助を受けられません。


身体障害者手帳、医療費の割引・助成制度
身体障害者手帳、医療費の割引・助成制度

4、タクシー、JR新幹線の割引サービス

心臓ペースメーカーの身体障害者は、運動に不安があるので、移動にタクシーを利用する場合が多くあります。

また、混雑した電車では、電波の影響の心配があるので、目的地までの特急列車や新幹線がある場合は、指定席を利用するのが安全です。

当然、タクシーや新幹線を利用すると、経済的な負担が大きくなりますが、安全のためには、しょうがありません。

身体障害者手帳があれば、タクシーやJRの新幹線や特急が割引になります。公共交通機関には、ほとんどの場合、身体障害者手帳の割引サービスがあります。どれも切符を買うときや、料金を支払う時に、身体障害者手帳を提示するだけで、割引が受けられます。外出する時には、身体障害者手帳を忘れずに持っていきましょう。


身体障害者手帳、バス・タクシーの割引サービス
身体障害者手帳、バス・タクシーの割引サービス


身体障害者手帳、JR新幹線の割引メリット
身体障害者手帳、JR新幹線の割引メリット

5、障害年金が受給できる。

心臓ペースメーカーの身体障害者は、障害年金が支給される場合があります。

心臓ペースメーカーを植え込んだ場合は、少なくとも障害年金の等級は3級になります。
障害年金3級の等級では、国民年金の加入者は障害年金を支給されませんが、厚生年金の加入者なら障害年金が支給されます。
心臓ペースメーカーの植え込み手術をした時点で、会社員などで厚生年金の加入者なら、障害年金が受給できるんです。

また、手術後に体調が回復せず、日常生活に重度の支障がある場合には、障害年金の等級が1級か2級に認定されることもあります。その場合には、国民年金の加入者でも、障害年金が受給できます。

障害年金の制度は、身体障害者手帳とは、制度が別です。そのため、身体障害者手帳を持っていても、障害年金は手帳とは別に自分から申請手続きをしないと受給できません。

また、等級の認定基準も、障害年金と身体障害者手帳では、別の基準になります。心臓ペースメーカーの身体障害者の場合は、手帳の等級は1級、3級、4級のいずれかですが、障害年金は1級、2級、3級という区分です。

障害年金の申請手続きは、年金事務所で行います。障害年金は経済的に大きな支援となるので、忘れずに手続きしましょう。


身体障害者手帳と障害年金
身体障害者手帳と障害年金


心疾患と身体障害者手帳
心疾患の障害、障害年金の等級

まとめ、まずは身体障害者手帳の手続きを。

身体障害者として支援を受けるためには、身体障害者手帳が必要です。心臓ペースメーカーの植え込み手術を受けたら、自分自身で手帳は不要だと判断せず、市役所の障害者担当に相談してみましょう。

心臓ペースメーカーを植え込んで、日常生活に支障があれば、身体障害者手帳がもらえます。

自分では回復が順調と考えていても、専門の第三者から見ると生活に支障がある可能性もあります。

正しい判断をしてもらうために、まずは身体障害者手帳の申請の手続をしましょう。


身体障害者手帳の制度
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