外出や、情報入手が難しい視覚障害者、日常生活で役立つ6つの手帳のメリットを紹介します。
視覚障害者が特に使うべき6つのサービス。
視覚障害者は、外出や、情報を入手する手段が課題です。
視覚障害者には、全盲などの見えない人、弱視者などの見えにくい人がいます。
見えない、見えにくいことで、外出などの移動や、日常生活に障害があることに加えて、身体障害者手帳を活用する情報も、文字を視認できない視覚障害者にとっては、入手困難です。
家族などのサポートで、身体障害者手帳を上手に活用し、補助制度やサービスで支援を受けましょう。
身体障害者障害程度等級表、視覚障害 |
1、携帯電話の割引サービス
視覚障害者に欠かせない、携帯電話の割引です。
視覚障害者にとって、音声での会話は、重要なコミュニケーション手段です。
外出先でも、家の中でも、携帯電話を使う場面が多くあります。
身体障害者手帳での携帯電話・スマホ料金の割引は、ケータイショップで身体障害者手帳を提示するだけで、簡単に手続きができます。
docomo、au、SoftBank、どの会社でも、障害者向けの割引サービスを実施しています。
身体障害者手帳、スマホ、携帯電話料金の割引メリット |
2、NHK受信料の割引サービス
見えない障害者でも、テレビは情報入手の重要な手段です。
視覚障害者の日常での情報入手手段で、一番多いのがテレビです。
たとえ、テレビの画面は見えなくても、テレビからの音声で情報を入手している視覚障害者が多くいます。
身体障害者手帳を持つ視覚障害者が世帯主の場合は、NHK受信料が半額割引になります。
このとき、身体障害者手帳の等級は関係なく、どの等級でも半額の割引サービスが受けられます。
また、所得が少ない住民税が非課税の世帯では、身体障害者手帳を持つ家族がいると、NHK受信料の全額が免除されます。
身体障害者手帳、NHK受信料割引のメリット |
3、JR新幹線、鉄道、バス、タクシーの割引
移動が困難な視覚障害者、手帳で公共交通の割引があります。
見えない、見えにくい視覚障害者にとっては、外出して移動することは、危険が伴う困難なものです。
近距離であっても、安全のためタクシーに乗ったりするので、外出での支出が多くなります。
身体障害者手帳では、タクシー、JRの新幹線などの鉄道、バス、などの公共交通の割引サービスを受けられます。
身体障害者手帳の割引で節約した交通費を、安全のために使って、交通事故から身を守りましょう。
身体障害者手帳、JR新幹線の割引メリット |
身体障害者手帳、バス・タクシーの割引サービス |
4、所得税・住民税の割引
身体障害者手帳で、税金も割引です。
視覚障害者自身が働いて税金を納めていれば、身体障害者手帳で所得税と住民税が割引になります。
働いている会社の年末調整で、身体障害者手帳を提示して障害者控除を申請しましょう。
確定申告をする場合は、身体障害者手帳の提出は不要で、確定申告書に障害者控除を記入すればOKです。
また、視覚障害を持つ家族を扶養している場合は、その扶養している人の所得税・住民税が割引になります。
年末調整か、確定申告で、障害者控除を受けられます。
身体障害者手帳、所得税・住民税の割引 |
5、手当・補助金を受け取る。
障害者向けの給付金制度があります。
- 20歳以上の身体障害者がもらえる「特別障害者手当」
- 20歳未満の身体障害者の保護者に支給される「特別児童扶養手当」
- 常時介護が必要な20歳未満の重度の障害者がもらえる「障害児福祉手当」
この他にも自治体が独自で手当を支給している場合があります。
東京都では、重度の障害者を対象に、「東京都重度心身障害者手当」という独自の給付金制度を実施しています。
住んでいる自治体の障害者担当窓口に相談しましょう。
6、障害年金を受け取る。
20歳以上の視覚障害者であれば、障害年金がもらえる可能性があります。
ただし、障害年金が支給される障害の程度は決められており、軽度の障害では受け取れません。
障害年金を貰うためには、身体障害者手帳の手続きとは別に、障害年金の申請手続きをする必要があります。
申請手続きも、身体障害者手帳は市役所ですが、障害年金は年金事務所で、別の窓口です。
- 外出が危険で難しい。
- 申請書類が見えない。
見えない視覚障害者にとって、役所や年金事務所での手続きは、とても辛いもの。
しかし、待っているだけでは、貰えるはずのお金が貰えません。
サポートを受けながら、しっかり障害年金の申請手続きを行いましょう。
まずは、身体障害者手帳を取得する。
支援やサービスは、身体障害者手帳の取得が必須です。
障害者としての支援やサービスを受けるためには、身体障害者手帳の取得が必須です。
身体障害者手帳では、視覚障害の等級は1級から6級まであります。
身体障害者手帳の等級が、1級と2級は重度障害になり、支援も手厚くなります。
身体障害者手帳の等級の認定基準は決まっています。
視覚障害の場合、それぞれの等級は「視力」と「視野」の状態によって決まります。
身体障害者手帳を取得した後でも、視力や視野が低下したら、等級は変わることがあります。
障害の程度が変化した場合は、しっかり申請して、自分自身の障害の程度に応じた、正規の支援を受けましょう。
身体障害者障害程度等級表、視覚障害 |
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